• Château des Trois Tours Bordeaux Rouge 2022
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Château des Trois Tours Bordeaux Rouge 2022

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Château des Trois Tours Bordeaux Rouge 2022
シャトー ド トロワ ツール ボルドー ルージュ 2022
(カベルネソービニオン 30%, メルロー 70%). 赤・辛

鮮やかなルビー色で、透明感があります。香りは、チェリーレッド系の果実の
力強い香りと、わずかにキャラメル化したカシスの香りが広がります。口に含むと、
なめらかなアタックで、タンニンを通して、ボリュームのある豊かな風味が広がります。
アルコール度数は14~15度前後。
グラスに注いだ瞬間、「ああ、これは“ちゃんとしたボルドーだな”」と、思わず独り言が出てしまうタイプのワインです。
私がインポーター時代、ボルドーを回っていたときに必ず確認していたことがあります。それは「派手じゃないワインが、どれだけ誠実に造られているか」。このワイン、まさにその典型です。親しく長い付き合いのネゴシアンと共に選びました。ラベルに描かれた素朴なシャトーの風景。奇をてらわないデザインですが、逆に言えば“余計なことをしていない”証でもあります。そして、こういうワインほど、飲み手に対して正直です。
ボルドーというと、五大シャトーや格付けの話ばかりが注目されがちですが、
現地で実際に飲まれているのは、こういう“日常のボルドー”です。このワインは、いわゆる「アペラシオン・ボルドー」のAOC。つまり、特定の村名ではなく、広域のボルドー全体を名乗るワイン。ただし、ここに面白さがあります。広域だからこそ、その年の気候、ブドウの出来、造り手の哲学が、ダイレクトに表現される。ボルドーの入門ワインでよくある失敗は、「固い」「渋い」という印象で終わってしまうこと。でも、このワインは違います。「ボルドーって、こんなに飲みやすかったっけ?」と感じるはずです。その理由は、おそらくブレンドのバランス。
メルロー主体で、カベルネ・ソーヴィニヨンが骨格を支える構成が想像されます。結果として、果実味 → しっかり、タンニン → 優しい、余韻 → じんわり長いという、非常に“使いやすい”味わいに仕上がっています。
正直に言います。
このワインは「特別な日の主役」ではありません。
でも 「何気ない日を、少しだけ格上げする」力がある。例えば、平日の夜、少し良い肉を焼いたとき、気心知れた仲間との食事や、ワインを勉強し始めた方への1本目。このあたりに、ピッタリのワインです。
“ちゃんと美味しくて、ちゃんとボルドーで、ちゃんと価格に見合っている”
この3つが揃うワインは、実はそう多くありません。このシャトー・デ・トロワ・トゥールは、そのバランスが非常に良い1本。いわば、
「ワイン好きが日常で飲み続けるためのボルドー」です。
ワイン通の方ほど、こういう1本に戻ってきます。派手さではなく、“安心感と再現性”。そして、気付きます。「やっぱりボルドーっていいな」と。そんな気持ちにさせてくれる、静かな実力派。ぜひ一度、肩の力を抜いてお楽しみください。

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